布団は、毎日使うものだからこそ、こまめなメンテナンスが大切です。寝ている間にコップ1杯分の汗をかくと言われています。この汗を吸収したままの布団は、湿気がこもり、カビやダニが繁殖しやすい環境になってしまいます。アレルギー体質の方にとっては、特に注意が必要な問題です。
布団の丸洗いは、布団にたまった汗や皮脂、ホコリやダニを一度に除去できるため、布団を清潔に保つ上で非常に効果的です。
特に、アレルギーやアトピーの原因となるダニを駆除する効果もあります。
クリーニング店に依頼するのも良いですが、費用がかかる上に、仕上がりまでに時間がかかるのがデメリットです。そこでおすすめなのが、コインランドリーでの布団洗い。大型の洗濯機を使えば、自宅の洗濯機では洗えない布団も手軽に洗えます。
今回は、コインランドリーで布団を洗う際のポイントを詳しく解説します。
お手持ちの布団はコインランドリーで洗える？洗えない？
そもそもコインランドリーではどんな布団が洗えるのでしょうか？
まず、大切なのは、布団の素材の確認です。
洗える布団⇒ ポリエステルや綿などの化繊布団は、一般的に水洗い可能です。ただし、洗濯表示を確認し、洗濯機マークがついていることを確認しましょう。
洗えない布団⇒ シルク、羊毛、羽毛、綿100%の布団などは、水洗いすると縮んだり、型崩れしたりする可能性があるため、コインランドリーでの洗濯は避けましょう。
コインランドリーの洗濯機の容量は？
コインランドリーには、さまざまなサイズの洗濯機が設置されていますが布団のサイズごとに、それに合った洗濯機を選びましょう。
シンフルサイズの布団を大きめの洗濯機で洗うとお金がもったいないですからね。
以下が目安です
- シングルサイズの布団⇒ 一般的なシングルサイズの布団であれば、12kgから15kg対応の洗濯機で洗えます。
- ダブルサイズの布団や厚手の布団⇒ ダブルサイズの布団や、厚手の布団の場合は、30kgまで対応している洗濯機を選ぶと、よりしっかりと洗えます。
コインランドリーで布団を洗うと、一体いくらかかるの？
「布団を洗いたいけど、クリーニングに出すのはちょっと高いな…」
そう思って、コインランドリーで布団を洗おうと考えている方も多いのではないでしょうか。
コインランドリーで布団を洗う場合、一体どれくらいの費用がかかるのか気になりますよね。今回は、コインランドリーで布団を洗う際の費用について、詳しく解説していきます。
コインランドリーの料金体系
コインランドリーの料金は、お店によって異なりますが、一般的には洗濯機の容量と、使用時間によって料金が決まります。
たとえば、大型の洗濯機を使うと料金は高くなりますが、一度に多くの量の洗濯物に対応できます。また、乾燥時間も長くなるため、料金も高くなる傾向にあります。
布団を洗う際のコインランドリーの料金目安
布団の種類によって、料金は異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
洗濯のみ
-
- 掛け布団1枚：約600円
- 敷布団1枚：約800円
- 毛布1枚：約500円
乾燥のみ
-
- 掛け布団1枚：約800円
- 敷布団1枚：約900円
- 毛布1枚：約500円
コインランドリーで布団を洗う場合、料金は布団の種類や、洗濯機・乾燥機の容量によって異なります。一般的に、敷布団を洗濯して乾燥させる場合、1回あたり1,500円〜2,000円程度の費用がかかることが多いです。
クリーニング店に比べると、コインランドリーは比較的安価に布団を洗うことができますが、乾燥に時間がかかることや、自分で運ぶ手間がかかることなどを考慮する必要があります。
布団を清潔に保つために、定期的にコインランドリーを利用するのも良いでしょう。
コインランドリーで布団を洗うときのポイント
布団を紐で縛る
布団を洗濯機に入れる前に、3カ所程度紐で縛ると、洗濯機の中で布団がぐちゃぐちゃになるのを防ぐことができます。ただし、きつく縛りすぎると、洗剤が隅々まで行き渡らず、汚れが落ちにくいので注意しましょう。ロール状に丸めて、形が崩れない程度に軽く縛るのがポイントです。
布団を折りたたんで入れる
コインランドリーで布団を洗う場合、「折りたたんで入れる」という表示をよく見かけると思います。なぜ折りたたんで入れる必要があるのでしょうか？
布団を折りたたんで入れる理由は、大きく分けて2つあります。
１つは、洗濯機の中でのバランスを取るためです。布団は洗濯機の中で大きな面積を占めるため、丸めて入れてしまうと洗濯機の中で偏ってしまい、バランスが崩れてしまう可能性があります。バランスが崩れると、洗濯機が振動したり、故障の原因になったりすることがあります。
2つ目は洗いムラを防ぐためです。布団を折りたたむことで、洗濯機の中の水が布団全体にいきわたりやすくなります。洗剤が隅々まで行き渡り、洗いムラを防げるというわけです。
布団用のネットを使う
布団用のネットは、洗濯機で布団を洗う際に、布団を優しく包み込んでくれるアイテムです。ネットに入れることで、布団と洗濯機が直接触れるのを防ぎ、摩擦によるダメージを最小限に抑えることができます。
特に、羽毛布団のようなデリケートな素材の布団は、ネットに入れて洗うことをおすすめします。ネットを使うことで、羽毛が飛び出したり、布団が傷んだりするのを防ぎ、ふわふわの仕上がりを長く保つことができます。
また、万が一、布団の縫い目がほつれてしまった場合でも、ネットが中の羽毛をキャッチしてくれるので、洗濯機の内部が汚れてしまうのを防ぐことができます。
布団用のネットは、ドラッグストアやホームセンターなどで手軽に購入できます。サイズや素材も様々なので、ご自身の布団に合わせて選ぶようにしましょう。
コインランドリーで布団を洗う際は、ネットを使うことを習慣にすることで、布団を長く清潔に保つことができます。
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