「あれ、このダウン、買ったときみたいにふっくらしてないかも…」
そんな風に感じたことはありませんか?一度ぺしゃんこになってしまったダウンジャケットのボリューム、実はある程度復活させることができます。
今回は、ダウンジャケットのボリュームを復活させる方法について、詳しく解説していきます。
なぜダウンジャケットはぺしゃんこになってしまうのか?
ダウンジャケットがぺしゃんこになってしまう原因は、主に以下の3つが考えられます。
- 羽毛の潰れ
- 湿気
- 汚れ
洗濯や乾燥の際に、羽毛が潰れてしまい、空気を含むスペースが少なくなってしまうのが1つ。
もう1つは湿気を含んだ状態で放置すると、羽毛がくっつき合い、ボリュームが減少してしまうこと。
最後は汚れが付着すると、羽毛が重くなり、ボリュームが減少ことが原因になります。
ダウンジャケットのボリュームを復元する方法
1. 湿気を徹底的に取り除く
ダウンは湿気にとても弱く、湿気を含むと保温性が著しく低下してしまいます。まずは、ダウンジャケットの中にたまった湿気をしっかりと取り除くことから始めましょう。
乾燥機で湿気を除く
低温で10分程度を数回繰り返すのがおすすめです。乾燥機の中にテニスボールを2~3個入れると、ダウンが叩かれてふんわりと仕上がります。
日干しをする
天気が良い日に、風通しの良い日陰で十分に干しましょう。ただし、直射日光は生地を傷める原因となるので注意が必要です。
2. 羽毛に空気をたっぷり含ませる
ダウンのあたたかさは、羽毛が空気を取り込んでふっくらと膨らんでいる状態が保たれているからこそ。羽毛がくっついて空気が入っていかないようであれば、以下の方法で空気を含ませましょう。
ダウンを振る
ダウンジャケットを上下に振ったり、手で軽く叩いたりして、羽毛をほぐします。
羽毛をほぐす
羽毛が固まっている部分があれば、指で優しくほぐしてあげましょう。
3. 洗剤を使って洗う(家庭で洗える場合)
ダウンジャケットが家庭で洗える素材であれば、洗剤を使って洗うことで、汚れを落とし、羽毛をよりふっくらとさせることができます。
ダウン専用の洗剤は、羽毛を傷めずに汚れを落とし、油分を補給してくれるのでおすすめです。
洗濯機で洗う際は、ネットに入れて洗うようにしましょう。
洗い終わったら、乾燥機を使ってしっかりと乾燥させます。
4. クリーニングに出す
自宅で洗うのが難しいダウンジャケットや、高価なダウンジャケットなどは、クリーニングに出すことをおすすめします。
ダウンジャケットのクリーニングに慣れている専門のクリーニング店を選ぶと、より良い仕上がりになります。
ダウンを洗うなら「ウェットクリーニング」がおすすめ!
ダウンジャケットは、保温性が高く、軽くて暖かいので、冬に重宝するアイテムですよね。でも、クリーニングに出すとき、どんな方法を選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
クリーニングには大きく分けて、「ドライクリーニング」と「ウェットクリーニング」の2つの方法があります。
ドライクリーニングとウェットクリーニング、どっちがいいの?
ドライクリーニングは、有機溶剤を使って油性の汚れを落とす方法です。ダウンジャケットの一般的なクリーニング方法として選ばれることが多いですが、汗などの水溶性の汚れは落としにくく、ダウンのボリュームが少し減ってしまう可能性があります。
一方、ウェットクリーニングは、水と洗剤を使って、水溶性の汚れをしっかりと落とす方法です。ダウンは本来水洗いできないものですが、専用の洗剤と技術を用いることで、ダウンを傷つけずに洗うことができます。汗や皮脂などの汚れをしっかり落とせるため、ダウン本来の清潔さを保つことができます。
ウェットクリーニングがおすすめな理由
ウェットクリーニングは、汗や皮脂などの水溶性の汚れを徹底的に洗い落とすことができるため、ダウンジャケットを清潔な状態に保てます。汗や皮脂によるイヤなニオイも、ウェットクリーニングでスッキリと消すことができますよ。
また、ウェットクリーニングを行うクリーニング店では、ダウンの乾燥方法に熟練しており、ダウンのボリュームをしっかりと復元させることができます。
ウェットクリーニングのデメリット
一方でウェットクリーニングは、職人さんが1点1点手作業で行うため、ドライクリーニングに比べて料金が高くなる傾向がありますし、ウェットクリーニングを行っているクリーニング店は、まだまだ少ないのが現状です。
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