「ジーンズは洗わない方が味が出る」なんて聞いたことありませんか?確かに、ジーンズは丈夫な素材で作られていて、アメリカでは労働者の作業着として使われていた歴史があります。そのため、少しの汚れや擦れは、むしろ味として捉える人もいるのです。
しかし、だからといって全く洗わないのはNG。ジーンズは汗や皮脂を吸収しやすく、放置すると雑菌が繁殖して不衛生な状態になってしまいます。また、汚れが落ちにくくなったり、生地が傷んでしまう原因にも。
ジーンズを柔軟剤で洗ってもOK?
「ジーンズに柔軟剤って使っていいの?」と、洗濯のたびに悩む方も多いのではないでしょうか。柔軟剤は、衣類を柔らかくするだけでなく、静電気防止や消臭効果など、様々なメリットがあります。しかし、ジーンズは丈夫な生地で作られているため、「柔軟剤を使うと生地が傷んでしまうのでは?」と心配になる方もいるでしょう。
結論から言うと、ジーンズの洗濯に柔軟剤を使うことは、一般的に問題ありません。
デニムジーンズ柔軟剤を使うメリット
柔軟剤を使うと、生地が柔らかくなり、履き心地がよくなります。特に、乾燥機を使った場合に感じるゴワつきを軽減する効果があります。
冬場など、乾燥しやすい時期には、静電気が起こりやすいものです。柔軟剤には静電気防止効果があるため、パチパチとした不快な刺激を軽減できます。
柔軟剤には、汗や皮脂などのニオイを消臭する効果があるものもあります。特に、汗をかきやすい季節には、消臭効果のある柔軟剤を使うことで、ジーンズのニオイを防ぐことができます。
デニムに柔軟剤を使う際の注意点
ストレッチ素材のジーンズには、柔軟剤を使用しない方が良いです。柔軟剤に含まれる成分が、ストレッチ素材を劣化させる可能性があります。
柔軟剤を規定量よりも多く使うと、生地が柔らかくなりすぎて、型崩れを起こす可能性があります。
色落ちしやすいジーンズの場合、柔軟剤を使うと色落ちが促進される可能性があります。特に、新しいジーンズの場合は、最初の数回は柔軟剤を使わずに洗濯することをおすすめします。
デニムジーンズを洗う際の注意点
お気に入りのジーンズを長く着続けるためには、正しい洗い方が大切です。普段の洋服と同じように洗ってしまうと、思わぬダメージを与えてしまうことも。ジーンズを洗う際の注意点について、詳しく解説します。
洗剤や柔軟剤は適量を
汚れが気になるからといって、洗剤をたくさん入れてしまうのはNGです。洗剤の量は、汚れの量に合わせて適量を守ることが大切です。洗剤が多すぎると、生地に残ってしまい、かえって色落ちや生地の傷みの原因になります。柔軟剤も同様で、多すぎると風合いが損なわれてしまうことがあります。
ジーンズは単体で洗う
他の衣類と一緒にジーンズを洗うと、色移りや色落ちの原因になることがあります。特に、インディゴ染めのジーンズは色落ちしやすいので、他の衣類と分けて洗うようにしましょう。また、白い洋服と一緒に洗うと、ジーンズの色が移ってしまう可能性もあります。
お湯はNG!冷水で洗う
お湯を使うと、汚れが落ちやすくなるように思いますが、ジーンズの場合は色落ちのリスクが高まるため、冷水で洗うのがおすすめです。お風呂の残り湯も、まだ少し温かいので、ジーンズには向きません。必ず水道水を使って、冷たい水で洗いましょう。
デニムジーンズを長持ちさせるための正しい洗い方
お気に入りのジーンズ、長く着たいですよね。でも、洗濯の仕方によっては、色落ちしたり、型崩れしたりして、せっかくのお気に入りのジーンズがダメになってしまうことも。今回は、ジーンズを長持ちさせるための正しい洗い方を解説します。
ジーンズを洗う前の準備
ジーンズを洗濯機に放り込む前に、少しだけ手間をかけてあげましょう。この準備をすることで、愛着のあるジーンズを長く着続けることができます。
- ボタンとファスナーをしっかり閉める
- ジーンズを裏返す
- 洗濯ネットに入れる
ボタンやファスナーを開けたまま洗濯すると、洗濯中に開いてしまい、型崩れや他の洗濯物との絡まりやすくなってしまいます。洗濯前に必ず閉めておきましょう。
デニムの色落ちを防ぐために、ジーンズを裏返して洗うことをおすすめします。特に、新しいジーンズは色落ちしやすいので、裏返して洗うようにしましょう。洗濯ネットに入れることで、他の洗濯物との摩擦を防ぎ、型崩れを防ぐことができます。ダメージジーンズの場合は、ダメージ部分を内側に折りたたんでから洗濯ネットに入れると、ダメージが広がるのを防ぐことができます。
洗剤選びは中性が基本
洗剤には、酸性、中性、アルカリ性の3種類があります。この中でジーンズに最適なのは、中性の洗剤です。酸性やアルカリ性の洗剤は、洗浄力が強い分、生地を傷めたり、色落ちの原因になったりする可能性があります。中性洗剤は、生地への負担が少なく、色落ちも抑えられるのでおすすめです。
洗濯コースは短時間で
洗濯機で洗う際は、おしゃれ着コースやドライコースを選びましょう。これらのコースは、水流が弱く、生地への摩擦が少ないため、ジーンズを傷めにくいです。
特に、インディゴデニムのように染料が濃いものは、長時間洗うと色落ちしてしまうので注意してください。
洗濯後はすぐに干す
洗濯が終わったら、すぐにジーンズを取り出して干しましょう。濡れた状態のまま放置すると、生地が傷んだり、カビが生えたりする原因になります。また、色落ちも促進されてしまうので注意が必要です。
形を整えてから干す
洗濯後のジーンズは、シワが寄っていることが多いです。干す前に、全体を軽く引っ張って伸ばし、形を整えてから干しましょう。特に、裾の部分は、ピンチで筒状に留めて干すことで、ねじれを防ぎ、綺麗なシルエットを保てます。
日陰で干す
デニム生地は乾きにくいので、日当たりの良い場所で干したくなるかもしれませんが、直射日光は色あせの原因になります。風通しの良い日陰で、ゆっくりと乾かすようにしましょう。
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