毎日使うエプロンは、ご家庭で洗濯機で洗えば十分キレイになることが多いですよね。でも、レースやシルク素材のエプロン、あるいは職場で毎日使うエプロンなど、クリーニングに出したほうがいいケースもあるんです。
いったいどういうケースにおいてエプロンクリーニングが必要だと思いますか？
この記事では、エプロンのクリーニングについて、料金相場や出し方、保管方法など、知っておくと便利な情報をまとめてご紹介します。
エプロンのクリーニング料金
エプロンのクリーニング料金は、素材や汚れの種類によって大きく変わってきます。
一般的なエプロンのクリーニング料金は、税抜きで400円前後が相場です。 これは、ポリエステルや綿などの一般的な素材で作られたエプロンを、通常のドライクリーニングに出した場合の目安です。
しかし、高級な素材やデザイン性の高いエプロンの場合は、クリーニング店によって扱いが変わることがあります。例えば、シルクやレースが使われたエプロンは、手洗いやドライクリーニングの中でも特別な方法が必要になるため、料金も高くなることがあります。
エプロンについているタグには、洗濯表示が記されています。この表示を確認することで、家庭で洗えるか、ドライクリーニングが必要かといった基本的なことがわかります。しかし、具体的なクリーニング料金を知りたい場合は、クリーニング店に直接問い合わせるのが一番確実です。
エプロンをクリーニングに出す主な理由は、汚れやシミを落としたいからです。特に、油汚れやソース汚れなどは、家庭での洗濯では落ちにくく、プロのクリーニングが必要です。このような油脂性の汚れには、ドライクリーニングに加えて、ウェットクリーニングという水を使ったクリーニングをオプションで付けることで、より効果的に落とすことができます。ウェットクリーニングの料金は、通常のドライクリーニングの約1.5倍が相場なので、600円前後でクリーニングできるでしょう。
エプロンはどのくらいの頻度でクリーニングに出せば良いか
エプロンは、毎日使っていると、油汚れやソース汚れなどがついて、だんだん汚れてきます。
「汚れたら洗えばいい」と思う方も多いかもしれませんが、素材によっては家庭での洗濯が難しいものもあります。例えば、シルクやリネンなど、デリケートな素材で作られたエプロンは、家庭で洗うと素材を傷めてしまう可能性があります。
では、どれくらいの頻度でクリーニングに出せば良いのでしょうか？
毎日使っているエプロンであれば、毎日クリーニングに出すのは現実的ではありません。一般的には、1シーズンに1回程度クリーニングに出すのがおすすめです。ただし、油汚れがひどい場合や、素材がデリケートな場合は、もう少し頻繁にクリーニングに出した方が良いでしょう。
特に、冠婚葬祭で使用するような特別なエプロンは、毎回クリーニングに出すことをおすすめします。大切な日にきれいな状態で着用するために、使用後はすぐにクリーニングに出して、大切に保管しておきましょう。
また、目立った汚れがなくても、シミができてしまう可能性があります。特に、シルクやリネンなどの天然素材は、汚れが繊維に染み込みやすく、シミになりやすいので注意が必要です。
もし、エプロンに汚れがついてしまったら、早めにクリーニングに出すことをおすすめします。そうすることで、シミを定着させずに、長く綺麗な状態でエプロンを使うことができます。
エプロンをクリーニングに出す前にやっておくべきこと
せっかくエプロンをクリーニングに出すなら、よりキレイに、そして長く愛用したいですよね。今回は、エプロンをクリーニングに出す際の注意点について、詳しくご紹介します。
ポケットの中身は必ずチェック！
エプロンのポケットって、ついつい何かと入れてしまいがちですよね。ティッシュやペン、はさみなど、思わぬものが残っていることも。これらの異物が洗濯機の中に入ると、他の衣類を傷つけたり、洗濯物が黒ずんでしまう原因になります。
特にティッシュは、洗濯の途中で水分を含んで繊維に絡みつき、なかなか取れにくい厄介な存在です。せっかくクリーニングに出すのですから、ポケットの中身は必ず確認し、何も残っていないことを確かめてから出しましょう。
シミの種類と原因を把握しておく
クリーニングに出す前に、エプロンについたシミの種類や原因を把握しておきましょう。
例えば、「醤油が飛び散った」「カレーの黄ばみが気になる」など、具体的に伝えることで、クリーニング店はより適切な処理方法でクリーニングしてくれます
クリーニング店への事前連絡は必須
クリーニング店はプロですが、全てのシミを完璧に落とせるわけではありません。特に、頑固なシミや特殊な素材の汚れなどは、事前に伝えておけばピンポイントの適切な処理で対応してもらえるはずです。また、シミの位置や大きさも具体的に伝えるようにしましょう。
普段からのお手入れも大切
「特別な場でのみ使うエプロンだから、クリーニングは年に数回でいいだろう」と考えている方もいるかもしれません。しかし、シルクやリネンなどデリケートな素材で作られたエプロンは、日常的に使用している場合、油汚れや調味料などが繊維に染み込んでしまうことがあります。これらの汚れは、放置しておくとシミとして定着し、落とすのが難しくなるため、こまめなクリーニングがおすすめです。
特殊な装飾部分の破れ、ほつれをチェック
レースや装飾品がついているような繊細なエプロンは、ちょっとしたことでダメージを受けてしまうことも。
例えば、レース部分がほつれていたり、ボタンが取れかかっていたり…。このような小さな破損は、そのままにしておくとクリーニング中にさらに悪化してしまう可能性があります。自分で簡単に直せるものは、あらかじめ補修しておきましょう。
エプロンをクリーニングに出す際に利用できるオプション
ウエットクリーニング
エプロンをクリーニングに出すとき、「ウエットクリーニング」という言葉を聞いたことはありませんか？少し聞き慣れない言葉ですよね。今回は、このウエットクリーニングについて、より詳しくご紹介します。
普段、私たちが洋服をクリーニングに出すときによく利用するのが「ドライクリーニング」です。油汚れなど、水に弱い汚れを落とすのに適しています。一方、エプロンは、調理中などにソースやコーヒーなどの水溶性の汚れが付着することがよくあります。このような水溶性の汚れをしっかり落としたい場合には、「ウエットクリーニング」がおすすめです。
ウエットクリーニングは、一般的な家庭での水洗いとは少し違います。特殊な洗剤液を使って、丁寧に洗われるので、シルクなど、水に弱い素材の洋服でも安心して利用できます。コーヒーや醤油などの頑固な汚れも、ウエットクリーニングならきれいに落とせることが多いんですよ。
料金は、通常のドライクリーニングにプラス200円程度が相場です。お店によっては、無料で行ってくれるところもあります。
撥水加工
普段使いのエプロンは、料理中に油はねや水滴がかかることがよくありますよね。そんな時に役立つのが「撥水加工」です。撥水加工をしておくと、エプロンに水や油が染み込みにくくなり、汚れを防いでくれます。例えば、トマトソースが飛んでしまっても、サッと拭き取ればシミになりにくいので、エプロンを清潔に保てます。
撥水加工は、エプロンを購入したばかりの新品の状態で行うのがおすすめです。こうすることで、エプロンを長くキレイに保つことができます。クリーニング店によっては、400円程度で撥水加工のサービスを行っているところもあります。ただし、すべてのエプロンに撥水加工ができるわけではありません。素材やデザインによっては、加工できない場合もあるので、事前にクリーニング店に確認しましょう。
撥水加工の効果は永久的なものではないため、定期的にクリーニングに出して、撥水加工をやり直すことをおすすめします。特に、頻繁に使用するエプロンは、半年～1年に一度はクリーニングに出すと良いでしょう。
一方、特別な場面で使用するエプロン、例えば結婚式や法事用のエプロンは、毎回クリーニングに出すことをおすすめします。特に、シルクやリネンなど、デリケートな素材で作られたエプロンは、家庭での洗濯が難しい場合があります。クリーニング店に依頼することで、素材に合った適切なケアを受けることができます。
また、普段使いのエプロンであっても、油汚れや調味料のシミなどが気になる場合は、クリーニングに出すことを検討しましょう。特に、シミを放置しておくと、生地に染み込んでしまい、落とせなくなる可能性があります。
クリーニング後のエプロンはこうすれば長持ち！正しい保管方法
クリーニングから戻ってきたエプロン、そのままクローゼットにしまう前にちょっと待ってください！実は、クリーニング後のエプロンの保管方法によって、その寿命が大きく変わってくるんです。
ポリカバーを外す
クリーニング店から持ち帰ったエプロンは、多くの場合、ポリカバーに入れられていますよね。このポリカバーは、エプロンを汚れや湿気から守るためのものですが、そのままにしておくと、湿気がこもってしまい、カビが生えたり、黄ばみの原因になったりする可能性があります。特に、ドライクリーニング後のエプロンは、独特のニオイが残りやすいので、こまめな風通しが大切です。
そこでおすすめなのが、ポリカバーから出して、風通しの良い場所で数時間ほど干すことです。これだけで、湿気やニオイが解消され、エプロンの寿命を延ばすことができます。
また、エプロンを畳んで保管する場合は、折り目がつくのを防ぐために、肩の部分やポケットの部分など、シワになりやすい部分を広げてから畳むと良いでしょう。そして、湿気の少ないクローゼットやタンスに保管するようにしましょう。
エプロンはきれいにたたむ
たたむ方法にもコツがあります。特に、シルクやレースなどのデリケートな素材のエプロンは、折じわが付くと取れにくくなってしまいます。そこで、タオルのような柔らかい布を芯にして、エプロンをくるむようにして保管しましょう。これにより、エプロンに余計な折り目が付きにくくなり、美しいシルエットを保つことができます。
保管場所も大切です。衣装ケースにぎゅうぎゅうに詰め込んでしまうと、シワの原因になるだけでなく、型崩れを起こしてしまう可能性もあります。余裕を持って収納できるスペースを選び、エプロンに負担をかけないようにしましょう。また、防虫剤を入れておくことで、虫食いからエプロンを守ることができます。
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